専門家による展示ガイド:
台北当代美術館では、主要展示において、アーティストが関心をもつテーマについて、参観の方々により理解していただけるよう、各分野の専門家によるガイドを行っています。また、世界各国の方々に当館のアートをご体験いただけるよう、展示の特徴に合わせて専門家による各国語でのガイドを用意しています。
今回の展示【歷史‧当代】は、台北当代芸術館開館20周年を記念した展示企画の第一弾です。日本の方々にアートを通じて友をつくり、ともに現代アートを楽しんでいただけるよう、中央広播電台の司会者でおなじみの曾輿婷氏をお招きし、日本語で躍動感のある専門的なガイドをしていただきます。また、ラジオ番組がお好きな方のご参加も心よりお待ちしております。
● 台北当代芸術館:
台北市長安西路に位置する「台北当代美術館(MoCA,Taipei)」は、黒い瓦屋根と屋根の上の特徴ある塔が美しい歴史ある文化財建築です。日本統治時代には建成小学校の校舎として、戦後は台北市の庁舎として使われていましたが、現在は建成中学と建物を共有する美術館となり、現代アートが歴史的な建物に新たな命を吹き込んでいます。
● 台北当代芸術館へのアクセス:
/ MRT /
レッドライン(淡水―象山)またはグリーンライン(新店―松山)で中山駅下車。中山駅6番出口から南京西路64巷へ徒歩約5分。または、MRT中山地下街を台北駅方向に5分ほど歩き、R4出口から、長安西路沿いに歩いて1分ほどで到着。
/ バス /
216、217、218、220、224、247、260、287、310 で中山市場下車。低床バス:棕9、266、282(捷運中山站で下車し歩く)
/ 車 /
国道1号(中山高):台北インター(重慶北路)から下り、重慶北路二段から長安西路へ進むと台北当代芸術館に到着。
● 展示:
【歴史‧当代】
台湾芸術大学美術学院の陳眖怡院長がキュレーションした当館創立20周年を祝う一連の展示企画第一弾です。展示の振り返りと議論を通して、歴史、空間、時間などの観点から、台湾の現代アートの発展過程を再考するとともに、当館が積み上げてきた成果と相照らし比較します。
今回の展示では、当館が過去20年間に開催した展示を体系的に「年代別」にし、「作品」ではなく「展示」を展示し、過去の展示のキュレーター諸氏をお招きして語っていただきます。2001年開館時の展示『軽且重的震撼』のキュレーター頼瑛瑛氏、2005年の展示『偷天換日:当・代・美・術・館』において「当代芸術館」とは何かを問うた高千恵氏、2009年に大好評を博した『派楽地』のキュレーター胡永芬氏、2013年にハイエンドテクノロジーについて提起した『後人類慾望』の陳明恵氏、2017年にアジアで初めて美術館において『光・合作用——亜洲当代芸術同志議題展』をキュレートした胡朝聖氏、そして、2010年代に独立実験スペースMoCA Studioにおいて展示を行った世代の異なるアーティスト陳建北、王俊傑、崔広宇、徐薇蕙、邱承宏の各氏には、キュレーター陳貺怡の招きに応じて、それぞれかつて展示を行った場所を再訪し、展示テーマを再現、複製、再生、更新、追加していただきます。展示はかつての展示ではなく、キュレーターもかつてのキュレーターではなく、アーティストもかつてのアーティストではなく、作品もまたしかりです。それぞれが異なる観点や姿勢、立場で、2021年に参観してくださる方々のために、開館20周年を記念する宴席を披露します。また、アート書籍が専門のキュレーター蔡胤勤氏に105展示室のキュレーションを依頼し、台北当代芸術館開館以来20年の間に開催された展示冊子を展示し、105展示室を、展示を考察するスペースとします。
展示期間:2021年5月15日~8月22日
キュレーター顧問:胡永芬、高千惠、賴瑛瑛、陳明惠、胡朝聖、蔡胤勤
アーティスト: 張美陵、陳建北、林建志、邱承宏、譚浩、王俊傑、顧福生、崔廣宇、張立人、黄漢明、パトリシア・ピッチニーニ、楊嘉輝、蔡咅璟、王海洋、徐薇蕙、温馨、曾呉、西亜蝶、余政達
● 参加方法:ライブツアーを見るには、台北当代芸術館のFBファンページにログインしてください。詳細は当館の公式サイトまたは、QRコードから。
イベントに関する問い合わせ先: 謝小姐(中国語、英語)
(02)25523721-223 mocatpeducation@gmail.com